飯高町の赤桶の山間に不動明王をご本尊とする聖地とも言える荒滝不動尊（あらたきふどうそん）。
　数千株のツツジが山一面を赤く染める山ツツジがとても有名で、各地より多くの人々が参拝に訪れます。見ごろは春で、毎年4月29日につつじ祭りが開催され、投げ餅や柴燈大護摩等が行われ、出店など で賑わいます。
　秋は紅葉につつまれ、これまた大変きれいです。
　清流沿いに数分歩くと奥の院があり、滝場があります。
　是非、霊験あらたかな荒瀧不動にてお祈りをささげてください。

　奈良との県境となる日本三百名山のひとつに数えられる三峰山（みうねやま）。
　１月から３月の極寒期の「霧氷」が特に有名です。空気中の水分が木々の枝に付着して凍り付く現象ですが、まるで銀世界に白くキラキラした花が咲いたように見えます。また春はツツジが美しく、４種類のツツジとシロヤシオの５つを同時に楽しめる国内でも数少ない、見どころ満載の山として知られています。
　可憐な「ヤマハハコグサ」の群生は日本でもめずらしく、特に山頂手前の八丁平と呼ばれる草原の「シロヤシオ」「ススキ」の群生は、一度は見ておきたい素晴らしい光景です。
　山頂からブナ林を抜け、飯高三山とよばれる高見、三峰、局ヶ岳を目指すこともできます。