穏やかな山里の集落にある春谷寺(しゅんこくじ)は、3月下旬から4月上旬にかけて開花するエドヒガンザクラで有名なお寺である。その桜の樹齢はおよそ400年といわれ、樹高や枝張りは約10m。松阪市の天然記念物に指定されている。ゴツゴツと岩のようになった幹の周囲は約4m!桜の根下には石仏が並び、絵になる光景を楽しませてくれる。寺の裏手の山にも多くの桜があり、大規模なお花見スポットとは違って、ゆったりとお花見散歩が楽しめる。毎年、松阪で一番早く満開になり、お彼岸の頃から咲き始めることから、「青春桜」とも称されている。